同じ価値観を持つ上司を見つける方法
こんにちは!
人間の心理には、下の3つの層があります。
・コンフォートゾーン
・ストレッチゾーン
・パニックゾーン
コンフォートゾーンとは、
安心感があり居心地が良いと感じる心理領域です。
ストレッチゾーンとは、コンフォートゾーンを出た心理領域のことを指します。 つまり、安心感や居心地の良さを感じる領域を出て、ちょっと不安やストレスを感じる状態であるということです。
このゾーンにいる間は個人の成長に良い影響を与えます。
通常は、コンフォートゾーンとストレッチゾーンを行き来する状態が望ましいですが、それを超え不安レベルが高くなったところにパニックゾーンがあります。
この状態に入ってしまうと、仕事の生産性は著しく低下しストレスレベルも非常に高い状態となってしまいます。
ここまででは、主に個人の成長に視点を置くときに使われる言葉でありますが
組織にも応用することができます。
「あなたの上司は、部下をどのゾーンに置く上司なのか」
この見方をすることで、
・安定を与えてくれる上司
・成長させてくれる上司
・追い込んでしまう上司
が見分けられます。
「あなたがどうありたいか」の芯が既にある様であれば
上司を見極め、「お近づきになるべき上司」、「避けるべき上司」
を判断しましょう。
もっともチームや部下の生産性を確保できるのは、タイプ1の上司です。
安定を求め、気持ちよく仕事をするのであれば、
このタイプの上司と仕事をできるよう動きたいですね。
成長を望み、より上のステージへ登りたいのであれば、
タイプ2の上司と相性が良いです。
得られるものも多く、仕事もやりがいのある良い組み合わせです。
このタイプの上司の場合は、生産性は最高値は叩き出せませんが
あなたの能力が上がる良い環境です。
部下をパニックゾーンに追い込む上司は基本的に近づいてはいけません。
どうしても同じ環境にいなくてはいけない場合、パニックゾーンに引き込まれない様、自分の仕事量を調整することに注力するべきです。
まとめ
ここまででは、「あなたが目指す状態を」一緒に作り上げてくれる上司探しを
出来る見方をお話しさせていただきました。
あなたの心理状態に合わせて理想の上司を見つけ、同じ仕事を出来るように
周囲の環境を徐々に整えていきましょう。
上司とのコミュニケーション距離、間違ってませんか?間違うと味方になってもらえませんよ〜
こんにちは!
今日も私は客先に伺い、定時時間のうちの半分をヒアリング・仕様確認に充てていました。
フロー図をその場で作ったり、顧客の頭の中にあるイメージを図示してみたり、最近見つけた解決策を話してみたり。。。
その客先向けの仕事をしつつ、社内開発の折衝ごとをメールで上司と相談したりしてました。
元々相性の良い上司だったのですが、最近少しだけうまくいってない感じがあります。
その原因は、「その上司は面と向かって話をすることを好む」タイプの上司だったのですが、私が時間を取れず、メール主体のコミュニケーションを取っていたためです。
部下側が上司に慣れてくると、少し関わり方が雑になってしまうことってありますよね。 そんな時、自分で気づいて改められれば上司との関係性を良好に保てます。
そんな状態に気づくためのツールとして、見直しチェックリストを作ってみました。 参考にしてみてください。
チェックリスト
・普段の会話回数と今日の会話回数、大きな差がありませんか?
・上司の言葉のフレーズに、以下のものがないか
・理解できた?
・伝わったかな?
・それぞれの会話の中に、感謝の言葉があるか
まとめ
チェックリストは簡単なものですが、 上司との普段のコミュニケーション感覚に敏感になっておくと、チェックリストがより活きてきます。
上司ごとの標準的なコミュニケーションや反応を覚えておくことが大事ですね!
チームの健康状態、把握できてますか?
こんにちは!
私は最近、客先からの改善依頼やコンサル的立場で現場に駆り出されるため、内製要員のケアが疎かになってる気がします。。。
そんな中でも、自分の仕事をしっかりとこなしてくれるメンバーには頭が下がる思いです。
SEとして動いている方からは共感して頂ける面があるかもしれませんが、 気持ちが客先>チームメンバーとなるタイミングがしばしばあります。
こんな時、「チームメンバーにどう思われてるんだろうか?」とか、考えることがあります。 (ちょっと自分に負い目を感じてたり…)
ちょっとした人間関係のずれから、チームワークに乱れが生じると、また立て直すことに体力を使ってしまうことになりますよね… (結構、疲れます…)
今回はそんな状態を未然に防ぐたみ、忙しさの中にあっても、部下からそろ〜っとニーズを聞き出して、チームワークを保つ方法をお話しします。
そのためには、以下の能力が求められます。
・異常を感じ取る力
・異常を正常に戻す力
これらを鍛えて、チームの健康を保てるようになりましょう!
1:異常を感じ取る力
私は部下が4名おり、連絡手段はチャットを採用していますが、 以下の様な特徴があります。
Aさん
平常時 チャット・会話ともに最小限 まずい時 チャットでの語尾に「?」が増える。 口頭会話中にやや言葉が荒くなる。
Bさん
平常時 チャット多め、会話少なめ まずい時 チャットの日本語が少し怪しい 会話の出だしだけだと内容が分からない
Cさん
平常時 チャット多め、会話多め まずい時 ほぼ会話、やや心配症な面が表層化
Dさん
平常時 チャット少なめ、会話少ないけど長め まずい時 いつもより冷静、割と頼れる
この様なレベルで、私は部下の特徴をある程度掴んでいるので、 「注意しないといけない状態」を把握できています。
人それぞれ発するアラートの出し方は異なりますので、 それに対しての感受性を高めておきましょう。
2:異常を正常に戻す力
異常を掴んだら、あとはそれを正常に戻せれば通常運転に載せられます。
最も問題に近い部分で動いてくれているのが部下ですので、しっかりと状態を聞き出します。
・起きている事象
・その原因と思われる要素
・部下の考える解消策
など、テンプレ的に聞けることを聞き出せればおおよそ解決に向けた対策を打てるはずです。
大事なことは、部下の焦り・心配を取り除いてあげることで正しい情報を取り出すことです。
意識して接してみてください。
まとめ
チームの異常を察知する、異常を正す これらを感覚で行えるようになっていれば、チームの健康を保てるようになっています。
より安定したチームで、顧客満足度を高めていきましょう!
テクハラおじさんからの信頼を得て、”厄介者”を”使える味方”に変えよう!
こんにちは
SEやってて最近思うことなのですが、技術力があることを自慢したいのか、
無駄にマウントを取ってくる方、いますよね。
世間では”テクハラ“なんて呼ばれてたりする様です。
そんなテクハラおじさん(仮)、自由にさせておくと案外厄介です。
・管理側に回らないけど、プロジェクト運営にケチをつける
・方針が決まった構想に対して、後からケチをつける
こんなおじさんですが、捉え方によっては有用な人物だったりします。
今回は、テクハラおじさんを味方につける方法とそのメリットをお話しします。
テクハラおじさんを味方につけて、会社人生攻略の武器として使っていきましょう。
味方につける方法
1:褒めすぎない程度に、感謝の意を示す。(これを繰り返す)
単純ですが、効果絶大です。
「〇〇さん、これのこの部分なんですけど、めっちゃ詳しいらしいじゃないですか〜。ちょっと助けてくださいよ〜」
といった感じで、困ってますアピールをします。
時間の取れる時であれば、態度はどうあれ知恵を貸してくれるはずです。
得られた知恵を使って疑問が解消できた時には、105%くらいの力で褒めます。
「いや〜、やっぱ〇〇さんに聞いて正解でしたよー。次も教えてくださいね〜」
なんてのを、何度かやると
「しょうがないな〜、次はお金とるよ〜。」
なんて小言を返してくれる程度の関係は築けます。
2:同じ分野で会話をしてみる
ある程度の関係性が気付けてきたら、今度は相手の土俵に立ってみます。
Javaの達人であれば、Javaのソースコードで会話してみます。
「ちょっとアホなこと聞くんですけど。。。ここ、なんでこのメソッド自作したんでしょうね?既にあるこっちの部品使う方が適切じゃないですか?」
とか、基本的な会話で十分です。
目的は、問題解決ではなく「おじさんの強みを表に出してあげる」ことだからです。
実はテクハラおじさんが、そうなってしまった理由としては、技術を使われるだけ使われて正当な評価がもらえなかったことで拗らせてしまっている可能性が高いからです。(自己の承認欲求が満たされていないことが大半です。)
「同じ分野で会話できる人間がいて、専門性を話せる」という場を提供してあげることで、彼の承認欲求を満たしてあげることを目的にしてみましょう。
3:新しく得た知識を話してみる
次はやや高尚な話に聞こえるかもですが、「新しい」=「おじさんの知らない」
と捉えて頂ければ問題ないです。
ここまでの会話で、ある程度おじさんの興味や専門性などが垣間見えてきたはずです。
例えば、
「JavaでもDeepLearningできるパッケージがあるらしいじゃないですかー」
とか
「グラフ描くときに、従来のより見た目のいいパッケージ見つけましたよー」
とか
勿論、外した場合はまだまだ未熟者だと笑われるかもしれません。
ですが、その様な「価値を提供してくれる可愛い後輩」と思ってもらえれば、
目的達成です。
「こいつといれば、面白い開発やれる機会が回ってくるかも」
とか、おじさんのニーズを満たせる期待感を持たせてあげられれば十分なのです。
メリット
1:専門性の高い知識を教えてくれる”辞書“として、いつでも聞ける
一度信頼を得てしまえば、相当頼もしい味方です。
聞きすぎるとおじさんに迷惑をかけてしまいますが、物事を進めるために前向きに力を使ってもらう様に促しましょう。
2:その分野の“技術隊長”としてプロジェクト管理に組み込める
あなたと同じプロジェクトであれば、より力を発揮してくれるでしょう。
本来彼らは知的好奇心も旺盛ですしので、技術隊長のポジションにいてもらえればイキイキと動いてくれることでしょう。
まとめ
今回は私の経験を元に、気難しい技術屋気質の方を味方につける技を記載しました。
おじさんの承認欲求を満たしてあげるので、周囲がテクハラを受ける回数も減ってくるため、実はひっそりと感謝されてたりします。
上司、、、ではないですが、周囲を味方につけることでより効率的にSE業務をこなしていければ幸いです。
顧客の信頼を勝ち取り、上司からの評価アップ。SEとしての正しいあり方について
こんにちは
弊社では、新規開発よりも保守開発の割合の方が圧倒的に多く、
技術と同等か、それ以上に「顧客理解」・「顧客からの信頼」が大きな評価ポイントともなっています。
これらが得られていれば、次の受注に繋がりますし、円滑なプロジェクト運営が期待できるため、上司も安心して任せてくれる様になります。
社内で”出来る“と言われている人も、おおよそこれらが出来ているから評価されている印象を受けました。
よく客先に行く・客を連れてくる・電話で笑いながら会話が出来ている
こんなSEであれば、上司も安心ですよね。(部下から見てもうまくいっていることがわかりますよね!)
今回は、上司を味方につける上で強力な武器となる「顧客との関係の構築」についてお話ししたいと思います。
1:まず、聞く
仕事に限定しない質問ですが、
「とにかく話しまくる人間」と、「とにかく聞いてくれる人間」
どちらに安心感を抱きますか?
ほぼ100%の人が、後者だと答えると思います。
顧客理解の第一歩も同じです。
ヒアリングの場を設けて一先ずお悩みを聞く会を設定しましょう。
そこで大事なのが、まず「聞いて、受け止める」です。
自端末をプロジェクタで映し、お悩みをメモに取ります。
言語化し見える形にすることで悩みが整理され、
更にその悩みを共有している人物がいることで一定の安心感を持ってもらいます。
『お、こいつは聞いてくれる人間だ。もっと話せそうだ。』と思わせれば、
第1の壁「信用の壁」突破です。
2:次は、専門性を仄めかしつつ、相手の領分でもある話しをしてみる
次は信頼してもらうための一手です。
・SEとしての技術が垣間見える
・相手の業務を理解している
が出来れば、第2の壁「信頼の壁」を破ることが出来ます。
以下の様な質問を交えつつお話しを聞いていきます。
・そういえば最近、こんな機材導入したみたいですが、効果どれくらい出てますか?
・世間では人手不足深刻ですが、現場でも一緒ですよね?
対策ってどんなことしてます?
・世間では生産の現場にこんな技術使って効果出てるみたいなんですよ〜。
現場で使ってみたりしませんか?
なんて「他愛もないけど、本題の入り口にはなる」程度の会話をしてみましょう。
『より深い話をしてみたら解決してくれるかもしれない。』
と思わせれば、第2の壁突破です。
3:依頼を継続して解決し、全幅の信頼を得る
第2の壁を越えれば、後は淡々と実務で結果を残すのみです。
我々の本業でもありますが、「システム構築で課題を解決していく」
ことで、より大きな信頼を得られる様になります。
我々SEは、顧客からは「単なるPCやプログラムに詳しい技術部隊」程度に思われているかもしれませんが、本来の存在意義は”IT技術でビジネスをサポートする“といった部分にあります。(同僚でも勘違いしている人間を見かけますが。。。)
少なくとも私の信条としては、”そうでありたい“と思っています。
まとめ
今回は上司を安心させるために、顧客の信頼を勝ち取る技術について
お話しさせていただきました。
実は1、2の方法は、営業さんなんかはよくやっている方法だと思いますが、
技術寄りのSEはあまり学んでいなかったりします。
(元々ビジネスセンスがある方は、自然とやれてたりする部分でもありますね。)
この方法で上司からの評価を上げることで、社内での発言力も増します。
私はこの方法で、
・業務改善の相談
・信頼関係構築の方法
などを周囲から聞かれることが多くなってきました。
あなたの理想とする組織へと導ける様、実践いただければと思います。
”消耗している先輩“ 気を遣って遠ざけていませんか?助ける方法、教えます
こんにちは
SEの世界では、技術に長けた上司・年長者は多くいるかと思います。
彼らの中には「技術分野で生きていたかった・・・」って人もよく見かけます。
しかし、年次が上がると管理側に回るのが我々の業界の常ですね。
そんな先輩方は、フラストレーションを抱えながら
管理や折衝(客先ヒアリングなど)の業務をやってる様に見えますよね。。。
本人がやりたい業務ではない業務をやっているので、
あまり生産性がない様に見えるかもしれません。
そんな管理者の下にあなたがいた場合、
・管理がおざなりな状態で仕事を渡される→あなたのフラストレーションが溜まる
・上司が潰れかけ、少しづつ仕事を引き継ぐ→あなたのフラストレーションが溜まる
なんて未来もあり得ます。
頼れる先輩だった方が参っている姿はあまり見たくないですし、
それが原因であなた自身の負荷が増えてしまうのも、良い流れではありませんね。。。
そんな状態を解消するための対策をご紹介しますので、
よりよいエンジニアライフを送っていただきたいとおもいます。
□対策
1:先輩の上司に報告しておく
これは”チクリ“とかそういったものではなく、部下としての義務でもあります。
先輩が平常運転できくなってきていることを、より上の立場の人間に知らせる必要があります。
そうすることで、組織としての立ち直しを考えてもらうことができます。
この状態を放っておくと、炎上案件として結局上層部を含め消火活動に追われることとなります。
事態が深刻化してから対応するよりも、未然に防ぐ方がはるかに効率的ですのでまともな上層であれば必ず協力してくれるはずです。
2:先輩の苦手分野を引き取る
先輩が消耗している作業、全ては引き取れないでしょうが
あなたの得意分野、これから学びたい分野であれば、
勉強がてら引き取ることも一つの選択肢としてアリでしょう。
管理部分、折衝部分、技術調査、パートナー管理など、
先輩の顔を立てながら、あなたの領分を増やしてあげることで
サポートしてあげましょう。
3:先輩の管理を同じ目線で手伝う
同じWBS、仕様書、構成図を見てあなたの意見を発しましょう。
人員の配分や割当箇所など、なんでも良いです。
「同じ目線」で「同じ目的を持って」物事を考えてくれる人間がいる。
それだけで、精神面の負荷が一気に下がります。
そうやって関わりを持つことで、先輩の「本当に負荷となっている部分」が
見えてきます。
私の先輩の場合は、折衝部分を苦手とする様でしたので
窓口業務を私が代打する様にしました。
その際も、「私の書いた連絡文を先輩にレビューしてもらう」ことで、
先輩の意見を含んだものにしておくことで、一体感を出すことが効果的でした。
まとめ
今回は困っている先輩を助け、あなたに降りかかる火の粉を小さくすることを
目的としていました。
先輩は「あなたの身近な未来図」ですが、あなた自身も「部下の未来図」です。
助け合う姿を部下に見せておくことで、より良い組織を作る地盤固めに繋がります。
これからの長い未来のためにも、身につけておきたいマインドだと考えています。
経営層を味方につけて、あなたの価値観を組織に根付かせよう
こんにちは!
最近、私は課長と部長の3名でとあるプロジェクトを動かしています。
先日社長への第一回説明会を終え、本格的にプロジェクトを進められることとなりました。
責任者:部長(プロジェクトのポリシー設定、資料レビュー)
マネージャ:課長(関係者調整・資料レビュー)
実務:私(データ収集・資料作成・報告)
といった具合のチーム構成となっています。
この部長、若干クラッシャー気質だったりします。
しかし課長がうまく緩衝材の役割を果たしてくれており、
プロジェクトが穏便に進んでおります。
実は私と課長のミッションとして、
「部長をうまく扱い、プロジェクトを成功に導くこと」を
秘密裏に会話したりしていました。(笑)
実際に部長をうまく扱ったのは課長なのですが、長年積み重ねられた信頼関係があったため、非常にうまくいっております。
今回は、私の例を踏まえ「上司をうまく扱った先に得られる効果」について、
お話ししていきたいと思います。
上司を上手く扱えるとこんな効果が見込めます。
・社長(顧客)からの質問時に補足を入れてくれる(自発的に)
・顔が広くなる(情報が集まりやすくなる)
・意思決定が早くなる
個人的に最も恩恵が大きいと感じたのは、
「意思決定が早くなる」
でしたね。
仕事を進める上で私が最もストレスを感じることが
「頑張ってるのに進捗がない」
だったので、これが解消されたおかげで
仕事全体がやりやすくなりました。
今日はここまでですが、あなたも私と同様に
スピード感を持って仕事を進めることを好まれる様であれば、
「意思決定層を味方につける」ことをおすすめします。
今後は「意思決定が早い=経営層」の方と近づく方法を
ご紹介いたします。
あなたの深層にある価値観を曲げずに、あなたらしく
活躍するためにも経営層を味方につけましょう。