上司同士の対立、巻き込まれてませんか?存在感を出さずに丸く収める方法
こんにちは!
SEの職場は、
- 管理に強く成功への最短距離が見える上司⇨マネージャータイプ
- 技術に強く実現力が高い上司⇨リーダータイプ
- ビジネスに強く言語表現が上手い上司⇨営業タイプ
など様々なタイプの上司がいますよね。
それらの上司、もしくはさらに上の上司などが
対立している現場に遭遇したことはありませんか?
経験上、前向きな議論で対立している場合は、静観しておけば正しい方向に収束しますが、『あいつの言ってることは間違ってる!どう考えたらそうなるんだ!』の様な人格否定をする様な感情が垣間見える状態となってくると、泥沼化していきますね。
こんな事態が自分の真上で炎上している時なんかは、悲惨この上ないですよね・・・
私の現場では、さらに親会社の情報システム部との関わりが強いので、そちらの上司も「顧客かつ上司」として扱うので、同程度の役職同士で対立が起こることもあります。 。。
普通にサラリーマンとして生きていこうとすると、関わらない様にしてしまいがちですが、放っておくとあなたも大火傷を負いかねません。
(お前はこう言ったじゃないか!とか、巻き込まれてはしんどいですよね。。。)
そのため、今回の記事では自分を守りつつ、控えめに鎮火することに主眼を置き、
「あなたが起こすべき行動」をお話ししたいと思います。
- 役職階層を利用する
- 二人の意見の聞き専になる
- 顧客を利用する
それぞれ効果の出方が異なりますので、今あなたが置かれている状況にあった行動を起こしてください。
役職階層を利用する
基本的に役職は以下の構造となっています。
社長
└本部長
└部長
└課長
この仕組みを利用します。
部長ー課長間で対立が発生している場合は、
基本的には部長の意見を立てるべきです。
※「あなたも同調している意見であれば」が前提です。
『どちらの言い分もわかるけど・・・』
という場合は、より上の役職である本部長に伝えてみましょう。
『部長はこう言ってて、課長はこう言ってます。私としてはどちらも間違っていないと思うのですが、この事態どう解決すべきでしょうか?』
とでもお話しして、本部長にも事態を把握してもらいます。
(大ごとではないんですが、不穏な空気出てます。。。といった具合に)
本部長には「対立を収めてもらう」程度に参加してもらい、あくまで意思決定は部長・課長間で行える様に持っていければベストです。
(『まぁまぁ、何があったの?』程度に入ってもらえると心強いですね!)
※この方法を多用すると、直上の上司に警戒されますのでご利用は計画的に。。。
二人の意見の聞き専になる
対立している間は、どちらも負の感情が少なからず伴っています。
負の感情の奥底は恐らく面と向かって出さないでしょう。
この場合は二人の意見を同じ場であなたが聞き、緩衝材となることが有効です。
この時の注意点としては、「あなたの意見は言わない」ことです。
※傾聴と呼ばれるスキルですが、その一部を使います。
ある程度の精神の強靭さを求められますが、
上司を冷静にさせる役目をあなたが担えれば、場を制することができます。
『Aさんの言うことのこの部分には、私も同意してします。』
『Bさんの言うことのこの部分にも、私は同意しています。』
と言って、間を取りもつこととなります。
それぞれの意見に共感を示すだけでも、冷静さを取り戻す効果がありますので
感情を抑えることに徹しましょう。
その後、「あなたを通して互いの主張の本質を互いが理解できる」様になります。
勇気は必要かもしれませんが、有効な手段ですので是非使ってみてください。
顧客を利用する
ITを通して顧客に価値を提供することが、SEの最大にして唯一のミッションです。
故に顧客にとって上司同士の対立はどうでもよく、むしろさっさと成果物を提供してほしいと思っています。
(対立は顧客には見せませんが、二人の態度が変われば想像されますよね。。。)
そんな顧客を巻き込めれば、有無を言わさず対立が解消します。あなたと顧客がコンタクトをとれる様であれば控えめに「A案とB案、どっちが効果的ですかね?実は我々としても悩みどころでして・・・」とか聞いておきます。
更に次の一手として、対立上司と顧客が同じ場にいるときにその話を切り出します。
「そういえば、この件今どうなってましたっけ?」とか白々しく話し、上司・顧客に意見を出させます。
顧客の意見が入れば、より客観的かつ効果的な方針が打ち出せます。
上司同士の対立は一切関係ない価値提供という”本質“に近づける方法です。
(SEをやっている以上、この使命には逆らえませんからね!)
簡単に起こせる行動
ここまでのお話しでは、社内政治を”控えめに“発揮していくことで、あなたの存在感を強調せずに対立を収める方法をご紹介しました。
”存在感を強調しない“ことを達成するためには、以下の部分を意識してください。
- 人を利用する
- 本人同士に話をさせる(あなたは仲介人と思って)
- “価値”や“使命”に改めて向き合わせる
です。
ここに”あなた“という個人の意思は入っていないことがわかるかと思います。
こうすることで、穏便に、あなたが消耗せずに対立を解消することができます。
まとめ
あなたの頭上で起きている感情のぶつかり合いに対して、自分を強調せずに鎮火する方法をお話ししました。
どちらかが力負けしている場合は、別の対策の方が有効ですので、
今回は主張や感情が拮抗している場合に実践していただければと思います。
それでは、また次回!