上司をコントロールし、”自発的に“味方についてもらう方法
こんにちは!
SEの業務は忙しいですよね!
- プロジェクトマネジメント
- ヒューマンリソースマネジメント
- ステークホルダマネジメント
- 要件定義
- 仕様作成・伝達
の様な定型的なマネジメントやリーダー業以外にも、
隠れ要素として、
- 上司への根回し
- 部下の感情の管理
の様な人間的な調整ごともうまくこなさなければ、高い評価が得られません。
(私が言うのもなんですが、SEは大変な職種ですよね。。。)
上でお話しした定型的な仕事は得意なのに、
「隠れ要素」を嫌がっているor苦手としているSEさん、いますよね。
私の記事では、隠れ要素の中で最も仕事の障壁となりやすい
上司対策に主眼をおいています。
主眼を置いている理由として、この障壁をクリアできない場合、
あなたのSEとしての人生を狂わせる原因
となりうる可能性が高いからです。
そうならない様に
今回の記事では、上司に「自発的に」あなたの味方になってもらう方法を
ご紹介します。
それはやはり、
「上司を理解すること」
に尽きます。
その方法とは、
- 上司分類
- 分類毎の適切なコミュニケーション
を徹底することです。
私が経験してきた上司はこの3タイプです。
- とにかく不安! 小物上司
- 言葉が難解! 宇宙人上司
- 仕事しない! 押し付け上司
小物上司
このタイプの上司は、まず行動を起こしません。
理由は自分に自信がなく、怒られることを極端に恐れるためです。
そのため、管理者としてはほとんど機能しません。
上に媚び、下に威圧的なタイプでもあります。
基本的に能力が高くないことが多いので、
以下の対策が考えられます。
・表面上、上司として扱いつつ仕事を奪う
⇨穏便にことを済ませたいならコレでしょう。
「あ、それ僕がやっておきますよ!」とでも言っておき、
徐々に自分のテリトリーを広げましょう。
いずれ下のパターンに入りますが、運が良ければ
上司が自分に自信をもってくれる事に繋がるかもしれません。
そうなれば信頼できる部下として扱ってもらいつつ、
良いパートナーとなれることでしょう。
・自滅を待つ
⇨こちらはややネガティブな表現ですが、
上司自身が成長しない限りは、いずれこうなってしまいます。
順番の前後はあるものの、あなたが仕事を奪うことになるでしょう。
圧を感じることが多い場合は、上司よりも上の方を味方につけ、
会議などで同席してもらい、牽制しておきましょう。
宇宙人上司
このタイプの上司は、理解者が少ないのが特徴の上司です。
飛躍した話をするのですが、思い返すと後で理解できる。
といったことが多々あります。
技術に優れ、情報収集が得意な人でもありますので、
味方にできれば(理解してあげられれば)、心強い人種です。
味方に取り込む方法は、以下の方法が良いかと思います。
・翻訳者を通す
⇨私の場合は、この対応を行いました。
上司サイド、部下サイドを取り持つ存在の人を見つけ
同じ場に同席してもらうと、その場の理解が進み、
あなたのことを「良き理解者」として認定してもらえます。
・自分が翻訳者となる
⇨こちらは時間はかかりますが、信頼を得るには最良の道です。
順番としては、以下の繰り返しです。
「とにかく専門分野の話をさせる」
「その話を自分なりに理解し、翌日にでも自分の意見として話してみる」
「より高い次元で話をさせる」
あなたの技術者としての能力の底上げにもなりますので、
かなりオススメな方法です。
押し付け上司
このタイプの上司は、いい役職についているにも関わらず人望がないのが特徴です。
上からの評価は悪くないですが、下からの評価は全くありません。
パワハラをしてくる確率が高い上司でもあります。
なまじ上からの評価だけはよいため、対策が難しい相手でもあります。
味方につけるには、あなたの力・周囲への影響力を分からせ、
「敵にしてはいけない」と思わせることが重要です。
その方法をこれからお話しします。
・社内の実績で上回る
⇨どシンプルですね!
売上、顧客評価など、上層部が気にしている情報で
押し付け上司を上回ります。
その時に、押し付け上司に手柄を横取りされない様、
あなたの主体性を発揮し、アピールしておきましょう。
上司の立場を小さくしていくことで、仕事の押し付けも減ってきます。
・新しい情報を社内に持ち込む
⇨具体的にどんなこと?と思われるかもしれませんが、簡単です。
社外のセミナーを受け、自社に持ち帰って話す
社外サービスを自社に持ち込み、効果を出す
などが挙げられます。
外から情報を持ち込める人間であることを周囲に知らしめることで、
あなたの価値を高め、上司との評価の差を埋めていきます。
新しい情報は上にも評価されやすく有効な手段です。
このタイプを味方につけられると、社内のあなたの存在感が急激に大きくなります。
うまくコントロールして、会社を良い方向へと動かしていきましょう。
簡単に起こせる行動
ここまでで、あなたの上司を分類できましたでしょうか?
分類できた場合は、コミュニケーションの前に”あなたの芯“を決めておきましょう。
例として
小物上司であった場合は、今日はこの仕事を奪おう
宇宙人上司であった場合は、今日はこの分野で話をさせてみよう
押し付け上司であった場合は、今日はあの書籍の話を周囲に展開してみよう
の様な心がけと行動で、上司との関係性を徐々に変えていきましょう。
まとめ
あなたの上司のタイプを想像して、対策を練る参考となれば幸いです。
総じて言えることとして、
「自分だけで戦わない」ことが一つの共通事項として挙げられます。
あなたも上司を克服し、素晴らしいワークライフバランスを実現しましょう!
※明らかなハラスメントだと感じられた場合、以下のリンクも参照し、
第三者機関を通じて戦うこともご検討下さい。
参考リンク